糟谷弦楽器工房

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ヴァイオリンのデザインと黄金比
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ヴァイオリンのデザインと黄金比
 
 
ヴァイオリンは黄金比をふんだんに含んだデザインがされているといわれています。
デザイン法にはさまざまな仮説がありますが、ここでは特に私が気がついたいくつかの例を挙げてまいりたいと思います。
 
 
左の図は正五角形と星型正五角形といわれる図形です。
この図形の中には黄金比がふんだんに含まれていることが知られています。
 
既成のデザインのなかに黄金比を見出すのにとても有効な図形です。
 
数学的にも特殊な数を含んでいることから、ギリシャ時代から特別なシンボルとしても使われてきました。
現代においても歴史的背景を元に神秘的な意味合いを見出す方もいるようです。
 
このページでは簡単にヴァイオリンの中の比率と正五角形の比率を紹介します。
 
特に、中心から頂点までの長さを195mmに設定した正五角形を多用いたします。
ヴァイオリンは黄金比に満ちたデザインのため、どこから製図を開始してもそれなりのバランスで製図が可能です。
今回はストップ長を軸に解析を開始いたしますので、そのような基準を設けました。
厳密にはアーチのふくらみが入りますので、195mmよりは短く設定してもよいと思います。
黄金比とは比が重要なのでボディーレングスからはじめても、全長からはじめても、大方正確な解析が可能なはずです。
 
                                                    以上をご理解いただいたうえ、一仮説としてお楽しみください。 
 
 
注:現代においてヴァイオリンには厳密なサイズの規定があります。
今回はあくまでもデザインの一例を紹介することが目的のため、
規定のサイズを完全に再現するものではありません。
さらに、全長やネック長などはモダンスタイルのヴァイオリンを対象にしています。
ストラディバリの時代のヴァイオリンはバロックバイオリンといわれネック長などが違います。
 
(均斉美を意識したデザイン解析法であるため
ルネサンス的ヴァイオリン製図法とでも呼べるでしょうか。)